経験して、ふと思うこと

皆様こんにちは!不動産コンサルタントの木村です。
例年のごとく雪が積もりましたが、毎年なんとか雪用タイヤを買わずにやり過ごそうとして、
すでに十年近くを乗り切りました。今年も乗り切れますように・・・・。

さて、私事ですが、先日九十歳を超えた祖母が救急搬送されました。
若干重いものを持った際に『リュウマチの治療にて使ったステロイドの影響と思われる骨粗鬆で腰椎の圧迫骨折』をした、との事なのです。
それ以来、ものが膨大に積み上がる祖母宅の片付けを開始しました。
包装紙やお弁当の小分けカップまで洗ってとっておく祖母宅には、まるで鎌倉時代の切通しのごとく?物が積み上がっていますが、
少しでも捨てようとするととても怒るのです。
周囲に相談すると、『あんまり捨てちゃうと帰ってきた時にガクッと来ちゃうよ』といわれて、最低限の片付けにて納めました。

その後、大学病院との入院交渉に始まって、入院先の病院や看護師さんやソーシャルワーカーさん、
ケアマネージャーさんや介護保険課その他、毎日のお見舞いです。
そもそもは区役所へ『祖母が動けなくなったのだが、どうしたら?』と尋ねたことが、介護保険を申請したきっかけでしたが、
ふと、『こんな制度がなかった昔だったら、この事態を乗り切るには、親族の総力が必要だったのでは?』と思いました。
そう、身動きできなくなった現在、独り暮らしの祖母には、もはやこの事態を乗り切る自力はありません。
この原稿を書いている時点では、祖母がどういう方向に向かうのかまだ判別がつきませんが、
自宅のある神奈川区から、入院している厚木市のバスで三十分の病院まで、介護認定のためだけに区役所の方が来てくれるのだそうです。
感謝すると同時に『個別にはすごい経費が掛かるなあ』と、恐縮せずにはいられませんでした。

現在の社会福祉の充実が、結果として老若男女を問わず一人でも生きていける社会を作りあげ、
さらには晩婚化や少子高齢化をもたらしたのですが、これについては様々なことを考えさせられます。
持論は相応にありますが、提言しだすと政治家にでもなりかねない(笑)のでこの辺で。

それでは次回までまた、ごきげんよう。